確定拠出年金と個人年金どちらを選ぶ?両方控除できるか解説

確定拠出年金

「年金」と一言で言っても、その種類は様々ですよね。

 

特に日本の年金制度の場合、一般的な「国民年金」や
「厚生年金」の他にも任意で加入できる「国民年金基金」や
「企業年金」などがあります。

 

さらに企業年金が無い
会社員や自営業者の場合には「確定拠出年金」と
「個人年金」のどちらかを選択するケースが
増えているようですが、この両者の違いはご存知でしょうか?

 

入りたいけどどちらを選べば良いのか?どっちも選択するのは
ありなのか?など、詳しく紹介していきます!

スポンサードリンク

確定拠出年金と個人年金の違いでどちらを選ぶといいのか

確定拠出年金と個人年金は同じもの?と思いがちですが
両者は似て非なるものです。

 

次のようなそれぞれの特徴を
よく理解して、自分に合う年金を見極めるようにしましょう。

・確定拠出年金

証券会社などで加入して毎月「掛金」という形で積立金を
支払い、自分で投資信託や預金などを運用します。

 

運用の結果次第で、将来受け取れる資産が増減するのが特徴です。

 

中途解約ができませんので、まだ若い方の場合は
加入に勇気がいるかもしれませんがそもそも年金とは
そういうものと考えればむしろ将来の楽しみに
繋がるかもしれません。

 

支払期間は何の楽しみもないの?
というとそんなことはなく、

 

実は確定拠出年金は
支払った全額が所得控除の対象です。

 

ですので、毎年の
年末調整や確定申告でしっかりと申告することにより、
還付金が増えたり、所得税と住民税の支払額が
ぐっと減ったりすることもあるのです。

・個人年金

国民年金や厚生年金などのいわゆる公的年金で足りない分を
個人的にカバー目的で加入する年金です。

 

生命保険会社に
より様々な商品があるので、まず選ぶのに一苦労ですが、
それだけプランがあると自分にピッタリ合うものも
探しやすいですね。

 

こちらの場合、運用ではなく単純な
積立といった方が分かりやすく、将来の受け取り金額は
個人年金を契約した時点で自動的に確定します。

 

さらに元金割れの可能性はあるものの場合によっては
途中解約も可能ですので、加入のハードルは確定拠出年金よりは
低いと言われています。

 

だだし、個人年金は所得控除額が
決まっており、所得税なら上限4万円まで、住民税なら
2万8千円までの制限がありますので、年末調整や
確定申告での控除額とすると少なめに感じられます。

 

さらにこの控除はどこからというと「生命保険料控除」に
該当しますので、既に別で生命保険に加入しており
控除を受けている場合は、まったく控除対象にならない
可能性もあるのです。

スポンサードリンク

確定拠出根金と個人年金は両方控除できるのか?優先すべきはどっち?

個人年金は民間の保険会社で加入するのに対し、
確定拠出年金は国民年金基金連合会によって
運用されており証券会社等で加入することができますので、
両者の加入場所は全く異なり、併用は可能です。

 

ただし、その目的は年金貯蓄という意味で同じなので、
先ほど紹介した両者の違いをよく確認し、自分に合う方
どちらかにしておいた方が運用も分かりやすいと思います。

 

もしも両方加入した場合はその分所得控除を受けることは
可能ですが、毎月の掛け金もそれなりに高額になることに
ご注意ください。

まとめ

個人の年金を節税対策の面から見てみると、全額控除対象になる
確定拠出年金が優勢かと感じますが、個人年金は契約時から
受取金が保証されるので安心感がありますよね。

 

どちらが良いか?どちらがお得か?は、その人の生活環境や
家族構成によっても違ってきますし、両方加入するというのも
一つの選択肢です。

 

まずは両者をよく比較して家族ともよく
相談してみる事から始めましょう。

 

そして最終的には
自分に最も合いそうな方法を導き出してくださいね!

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました