親を扶養に入れるときの手続きと必要書類マニュアル

控除

親が高齢になってくると
扶養に入れることを考える人も多いですよね。

 

親を扶養に入れることで
所得税や住民税が安くなり

 

さらに親が負担していた
健康保険料の支払いもなくなるなど
メリットばかりあります。

 

でも実際にいざ親を扶養に入れようと思っても
どうしたらいいのか分からないんですよね。

 

どんな書類が必要で
どんな手続きをしたら扶養に入れいることができるのか

 

ここでは、親を扶養に入れる
手続きについて説明しています。

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親を扶養に入れる手続きって?

親を扶養に入れると
わたし達の税金が安くなり節税につながるし

 

親自身も保険料の負担が少なくなり
親も私もウィンウィン(^^♪

 

という感じで嬉しいメリットが
あるわけですが

 

いざ、扶養に入れるとなると
一体何から始めて、どんな手続きがあるのか
わからなくなってしまいますよね。

 

扶養と言っても種類があって
税金上の扶養だったり社会保険上の扶養だったり
お金の話って本当に難しいのです。

 

ということで、ここでは
分かりやすく所得税と健康保険の2つに分けて
簡単に説明していきますね。

親を所得税上の扶養に入れる手続きとは

親を所得税法上扶養に入れると
扶養控除をという所得控除をうけることが出来ます。

 

扶養控除をうけると
あなたの所得から一定金額の控除がうけられ
課税される税金が少なくなります。

 

所得税法上の扶養に
親をいれるときにの手続きは

 

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」
という書類に記入をして会社に提出することになります。

用紙は会社の経理の人から受け取りましょう。

 

会社はあなたが提出した
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書に基づいて
源泉徴収をしていくことになります。

 

で、12月31日に最終的に
年末調整がされて清算されるという形になります。

 

手続きの注意点としては
税法上の扶養は、年末の12月31日の状態で
その年の納税額の計算を調整するので

 

年内に処理をしておかないと
損してしまうことになります。

 

11月に、親を扶養に入れたいな~と思ったら
その年の12月中に会社に書類を提出して
処理をしてもらわないと

 

その年の年末調整で
扶養控除がうけられないことになります。

 

11月に親を扶養に入れたいと思ったのに
手続きが翌年の1月以降になってしまうと

 

来年の年末調整まで扶養控除はうけられず
今年の税金を減らすことができないことになるわけです。

 

で、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書を
会社に提出するときには

 

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の他に
扶養に入れる親の収入の状況が分かる

 

課税証明書や非課税証明書、
源泉徴収票などを提出する必要があります。

 

この辺りの提出書類については
企業によって違いがあると思うので

 

会社の経理の人に
一度確認してみるといいと思います。

 

大手の会社であるほど
詳しい書類が必要になると思います。

 

収入の証明だけでなく
身分の関係が確認できるように

 

戸籍謄本や住民票の提出を求められる場合もあるし
同居の親なら簡単でも

 

別居の親の場合は
扶養の条件を満たしているか確認するために

 

仕送り証明・仕送り額の確認ができるものも
必要になってくる場合もあります。

 

税法上の扶養に親を加える場合は
親側での手続きはありません。

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親を社会保険上の扶養に入れる手続きとは

社会保険上(健康保険)の手続きも
税法上の扶養と同じく
基本的に会社を通じて手続をします。

 

必要な書類は、

 

・健康保険被扶養者届
・親のの所得を証明する書類
・住民票
・印鑑(認印)

 

になります。

 

健康保険上の扶養に親を入れるときには
「健康保険被扶養者(異動)届」という用紙に

 

記入してその他提出書類と
一緒に提出します。

 

社会保険上の扶養に関しては税方上の扶養とは違って

 

年末調整とは関係がないので
特に期限というものはありません。

 

認められればすぐに
扶養に入れることができます。

ただ、親の健康保険料の負担を考えると
早めに手続きをしておくといいと思います(^^♪

 

社会保険上の扶養に加入できて
新しい保険証が出来たら扶養に入った親は

 

これまで持っていた保険証を
返還する必要があります。

 

お仕事をしていない親の場合は
国民健康保険を持っていると思うので

 

国保を抜ける手続きが
必要になってきますね。

 

新しい保険証と古い保険証の
両方を持って市役所にいって手続きをします。

親を扶養に入れるときに書く書類は?

ここまでに、税法上の扶養の手続きと
社会保険上の扶養の手続きについてお話してきました。

 

次にそれぞれの申告用紙について
説明していきますね。

所得税

所得税法上の扶養の手続きには
「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」
への記入が必用になります。

 

給与の支払いを受けるあなたが
親を扶養に入れて扶養控除をうけるための
手続きの書類になります。

 

会社の経理の方に、親を扶養に入れたい旨を伝えると
条件を満たしていれば、申告書をくれると思います。

 

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書には
あなたの氏名や住所などの情報を記入し

 

B欄の扶養対象扶養親族の欄に
扶養に入れる親の情報を記入します。

 

本人の情報
B欄 扶養対象扶養親族の欄に、
扶養に入れる親のの情報を記入します。

 

個人番号を忘れずに記入しましょう。

健康保険

健康保険上の扶養に親を入れる場合には
「健康保険被扶養者(異動)届」
への記入が必用になります。

 

こちらも会社側に用紙をもらって
会社に提出して処理されていきます。

 

あとは会社側が日本年金機構と
やりとりをしていく感じですね。

 

書類に記入するのは
親の名前や生年月日や性別
続柄・職業・被扶養にになった日収入などです。

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まとめ

親を扶養に入れる手続きは思った以上に簡単です。

 

会社から専用の用紙をもらって
記入して会社に渡すだけですね。

 

あとは会社で手続きをしてくれます。

 

ただ、課税証明など親の収入を証明する書類が必要な場合は
あちこちの機関を回らなきゃいけないですね(;^ω^)

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